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AIR ROTOR

エアローター

感度革命
●「マグシールド」による“脱塩”宣言により革新的デザインを実現。

44年ぶりのローター革命
画像磁性流体のテクノロジーを利用し、海水や砂・埃などの異物がリール内部に浸入するのを防ぐのがマグシールド。タックルの歴史に刻まれるであろうこの革新的な機構の搭載を前提に、スピニングリールの構造および各機能を一から見直したところ、もう1つの重大な発見に行き着いた。それがローター革命。
果たして、新型ローター、その名もエアローターがもたらす驚くべきメリットとは?
そもそもスピニングリールが現在の形に落ち着いたのは、今から約80年前のこと。当時のスピニングリールはインスプール方式と呼ばれ、スプールがローターの中にすっぽり埋まった構造になっていた。このインスプール方式はラインがスプールの隙間からローターに入り込み、ライントラブルが起こりやすいという決定的な短所を持っていた。このため、スプールをローターの上から被せてラインが入り込まないアウトスプール方式を44年前に発明し、世界を驚かせたのがDAIWA。その後、アウトスプール方式がスピニングリールのスタンダードになることは必然であった。
アウトスプール方式のローターには2つの大きな役割がある。まず、ラインローラーを強固に支えて回転させ、ラインを巻き取るという役割、もうひとつは海水や異物がボディ内部に浸入することを防ぐ役割である。さらに欲をいえば、回転レスポンスを上げ、巻き取り感度を上げるためにより軽量であることが求められる。
DAIWAが着手したのは、素材に頼るのではではなく機能美を伴った革新的デザインによる軽量化だった。前述の通り、ローターの最大の役割はラインローラーを保持してラインを巻き取ることで、この役割が実現できるのであれば、軽ければ軽いほどよい。
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強度はそのままに約15%の軽量化に成功
画像とはいえ闇雲に肉を削いで軽量化すればよいというものではない。ローターはラインローラーを介してラインが瞬間的に強く引っ張られ負荷がかかってたわんだり、回転時に応力(遠心力により回転の外側に働く力)がかかるため、構造上弱い特定部位に負荷が集中、最悪の場合は破損の可能性もある。あらゆる検討を推し進め、試行錯誤を繰り返す中で、負荷をローター全体に振り分ける構造にすることで、必要十分な強度を保持しながら軽量化できるのではないかという結論に至った。
こうして生まれたのが独特のアーチ形状である。アーチ形状は従来の台型形状と比較し、負荷が全体に分散するため、その分、軽量化させることが可能になる。こうして、アーチ形状を軸としながら、強度・バランス・重量を極限まで突き詰め、ラボでの強度解析を繰り返し、贅肉を削ぎ落として完成したのがエアローターである。従来のローター強度はそのままに、実に約15%もの軽量化に成功した(当社使用の同材料・従来形状比)。
エアローターの登場はよりセンシティブな釣りを可能にした。ローターが軽くなることでリールのバランスが従来品よりボディ寄りにシフトし、重心がより狭い範囲に集中する。これはロッド装着時においてティップ側が軽くなってロッドアクションがつけやすくなり、感度の向上を生み出す。また、リトリーブ中、流れの変化が感じやすくなり、バイトが集中すると言われる潮目の変化も今まで以上に察知しやすくなる。いわゆるリール感度が向上するのだ。大胆な肉抜き形状はメンテナンスの手軽さにも貢献。穴開き形状だからこそ、マグシールドとの相乗効果でしっかりと塩分を洗い流せ、次回の快適な釣りを約束するのである。
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同一負荷をかけた場合、従来形状は弱い部分に負荷が集中し、黄から赤になるが、
エアローターはアーチ構造により負荷がバランスよく分散し、特定部位に負荷が集中しない。