■6年を経て、真の評価を得たT.D.ジリオンが次に目指すのは
4日間に及ぶ試合を全8戦、それにまつわるプラクティス期間を含み、年間200日超の釣行日数をこなすのがアメリカ最高峰トーナメントに参戦するプロアングラーの日常。長期に渡る過酷なツアートレイルにおいて彼らに求められるベイトリールとは、一口に言えば“タフ”だろう。その尋常ではない使用頻度は、並大抵の強度では太刀打ちできない。たとえ過激なまでの状況を想定したテストを経て開発されたタックルでさえ、彼らの手に渡れば「オモチャ」と評されることも珍しくない。しかし、かつての評価もここにきて覆されつつある。それが『T.D.ジリオン』であった。 アメリカのDAIWAプロアングラーである大森貴洋、宮崎友輔、そして昨年からDAIWAリールにコンバートした清水盛三らはこの名機に手放しの信頼をよせ、戦っている。2006年のリリースから6年を経た今、いよいよ真の評価を得ることができた。そう言えるのではないだろうか。しかし、DAIWA WORKSはそこに甘んずるわけではなかった。昨シーズンのこと、ツアー中断期間の寸暇の中、清水盛三が帰国。エンジニアはミーティングの機会に恵まれた。DAIWAベイトリールを使い始めて半年ほどではあるが、その経過を聞き込んだのだった。そこにはこれまで想像もし得ない新たなニーズのヒントが存在していた。 「リトリーブ感度」・・・アメリカツアープロ達が惚れ込んだT.D.ジリオンは今季、さらなる精度を身に付けて世に産声を上げることになった。 |