ロッドDAIWA
PROCASTER
プロキャスター
23号-385、25号-385/405、27号-385=2012.04 DEBUT
並継
しなやかな細腕でありながら、類稀な剛の腕を併せ持つ次世代サーフロッド
人より秀でたキャスターであること。人より秀でた飛距離を持つこと。
釣技を導く心と礼節を身につけたい。握りし者の優越と至悦を託して。この名称がもたらす意義は果てしなく深い。
乾坤一擲の投魂を全身に漲らせ、地平に立つあなたこそがプロキャスターである。
開発秘話

画像■次世代サーフの王道を走る

「春の渚へ、ニューエイジの並継ぎを登場させる」―この命題が会議に上った時、企画・開発者たちは優先課題をこうつけていった。
1、飛距離、強度、感度を調和させた製竿設計、装備類を持つこと。
2、使い手を気持ちよくさせる上質の持ち味を出すこと。
3、いままでにないデザインあしらい。

投げ釣りの最前線。とりわけシロギスのトーナメントを基軸にした技術は時時刻刻と進化、変化を見せている。飛距離への負荷をより軽減させるPEラインの超極細化。テーパーラインとのノット研究、またシロギスの乗りやアタリ感をより求めた「テンビンとオモリ」をめぐる創意工夫などは、キャスター個々の腕の見せ所にもなっている。これら先鋭化するシロギス事情をつぶさに汲み取り、かつそれらを使いこなすトップキャスターの求めるロッドを目指し、ハードとソフトの両面からのアプローチに取り組んだ。

画像■超高密度SVFカーボン素材の選択

カーボンファイバーロッドの最大のメリットは、軽く、細身で、高い反発力を得られること。その中でよりカーボンを極めたカーボン。密着に使うレジン(樹脂)の量を減らし、先鋭化を計ったものが超高密度SVFカーボン素材だ。ダイワロッドの各ジャンルのハイエンドモデルには不可欠な材料。投げ竿もこの素材を有効にコンポジットすることで、軽さと飛びのダイナミズムを実現。

■航空宇宙分野でも使用されている3Dクロス(3軸クロス)

3軸クロス=3Dクロスは、超高密度SVFカーボン素材のブランクスをサポートするテクノロジーである。アスリートのサポーターやストッキングを想像すればいい。肉体の曲がる部分、関節もそうだが、激しい運動によって生じる曲がり、ネジレに対して驚異的な復元力を発揮する。投げ竿の場合は、竿ブレの収束が早く、投擲時に出た好ましくないネジレやロスを補正する。正六角形を構築するカーボンの繊維が3つの方向から相互に引っ張りあう。つまり3Dクロスの表記的な意味合いとは、3つのD(ディレクション=方向)を意味し、つねに変化するロッドの形状を安定させる。

現代的な編み込みの理論に感じるが、実は日本古来からの手技であった。生活必需の竹駕篭や笊(ザル)など。戦闘に使われた防具や馬具、防塁の基礎の数々もそうだ。3Dクロスの作り出す網の目は一様に正六角形をしており形状の安定と強度を約束する。ヘキサゴン(六角形)とは調和のカタチなのだ。素材は竹材からカーボンへ変わったが、根本を司る原理は普遍的な人間の叡智と言い切れる。最近、途方もない宇宙の旅をしてきた船が地球に辿り着いた。忘れた頃にほぼ灰になってまでも未知を伝えたその先端技術の偉業は、世界の耳目を驚かせた。聞けば、この小さな船にも「3Dクロス」が使われていたという。宇宙空間の未知へ胸はせるモノ創りへの情熱。この真実がプロキャスター開発者たちを触発した。

画像
画像
3つの方向へ相互に引っ張りあう3Dクロス。カーボン素材の形状安定と復元力を発揮。
3Dクロスの理論は古え竹駕篭などの手技に見てとれる。防護性、安定性に優れるのだ。


画像


インプレッション

画像■こだわりのデザイン1:【立体感】
3Dクロスの構造を竿の表層に打ち出す。言わば「剥き出し」のネイキッドデザインだ。立体的な力感を醸し出す。竿姿をじっくりと元竿から上へ。逆にトップ(穂先)から下へ眺めれば凹凸感を感じとれるはずだ。ツルンとはしていない。ゴツゴツでもない。細かく緩やかな起伏である。しかし、投げ釣り=振り切る腕の延長線の筋骨を表現するうえでこれほど如実な美感はない。設計担当者は言った。「筋肉美のように映るかもしれない」と。

塗装色はこれまでの人気カラーを前提に発色を試行錯誤。色調の濃淡を調節する。相当数の試作品を造り、朝から夕まで渚へ並べた。そして、想い描いていたSOULFUL RED(魂の赤)にたどりついた。渚に湧きたつ熱い潮(うしお)の心、キャスターのその日のドラマを演出できるカラー。千変万化する海洋の色とのコントラストも鮮やかな入魂のカラーである。

■こだわりのデザイン2:【透かし】
服飾の世界に「transparent」(トランスペアレント=透明)という趣向がある。女性服などでは艶やかな「らしさ」を表現する布地をパターンに用いられる。これをプロキャスターは敢えて取り入れた。釣り人とはひとつ共通して「見せたがり」「独り悦に入る」といった境地を好むものだ。潜在する能力をあからさまにはしないが、さりげなく、ほのかな情感のレベルで「性能」を浮かび上がらせたい。3軸のクロスブレードを特殊な塗装によって「透かす」ことにしたのだ。太陽光が差し込む。赤が透過されて3Dクロスが見える。鍛えられた肉体を垣間見る趣きだろうか。投魂を呼び醒ます瞬間である。「透かし」は、天候、陽光、見る角度によって見える、見えないがある。そのもどかしさもまた「透かし」の美学である。

■使い手の体感する愉しさ
目指したのは遠投競技専用モデルではない。3Dクロスを「実釣性能」での目的で施し、穂先にはしなやかさに定評のある「センシティブトップ」を導入している。ガイド付きは全て7点ガイド。405のみS(ストリップ仕様)をラインナップ。

物事には、いろんな捉え方や価値観がある。キャスターたち一個人の趣向や考え方をできる限り汲み取った製竿を心掛けた。例えばシロギス1尾をめぐる駆け引きにも多様な好みがある。サビくことでの数釣り、1尾とのアタリを楽しむ、超遠投のみにこだわるキャスターもいる。また、投げ釣りのタックルそのものに喜びを抱く人も少なくない。日頃の自分スタイル、そして同好の士たちとルールを共有して集い競い合うトーナメント。本格派のキャスター諸氏にもたらす1本の投げ竿の愉しみの多角性を想定した製竿を目指した。さらに日本列島の多様性がもたらすフィールドの違いも考慮した。日本海・太平洋・東シナ海・瀬戸内海、沖縄にはホシギスもいる。地域性は釣り文化の発露のひとつであるけれども、遠投の効く並継竿、その万能性をもってすべてのキャスターに「本物の境地」を知っていただきたい。そんな想いが、ついにカタチになった。

上質の実釣性能を生み出すダイワテクノロジー

■V-ジョイント

竿の継ぎ部は節が2つ重なるため、どうしても張りが強くなりすぎて突っ張ってしまい、スムーズに曲がらずパワーロスを引き起こす。V-ジョイントは、継ぎ部にダイワ独自のバイアス構造クロスを採用することで突っ張りをなくし、あたかもワンピースロッドのような美しい曲がりを実現。余計なパワーロスがなくブランク本来のパワーが引き出されるため、未搭載のものに比べてパワー・竿の張り・曲がりからの戻りの早さが大幅にアップ。結果として理想的な粘強調子、繊細さと力強さの絶妙なバランスを生み出している。

画像

プロキャスター
アイテム標準
全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
標準
自重
(g)
先径
(mm)
元径
(mm)
錘負荷
(号)
リールシート
位置(cm)
カーボン
含有率
(%)
メーカー
希望本体
価格(円)
23号-3853.8531363302.022.018〜27769980,000
25号-3853.8531363402.222.020〜30789983,000
25号-4054.0531423602.222.020〜30809985,000
27号-3853.8531363602.422.023〜30809986,000
27号-4054.0531423752.422.023〜30829988,000
27号-4254.2531493952.422.023〜30849991,000
30号-4054.0531423952.622.025〜35849991,000
30号-4254.2531494202.622.025〜35869995,000
33号-4054.0531424252.822.027〜35869995,000
33号-4254.2531494502.822.027〜358899100,000
35号-4054.0531424603.022.030〜408899100,000
35号-4254.2531494903.022.030〜409099105,000
27号-405S4.0531423402.422.023〜309964,000
30号-405S4.0531423602.622.025〜359967,000
33号-405S4.0531423852.822.027〜359971,000
35号-405S4.0531424253.022.030〜409976,000
【開発者たちの温故知新】

画像初代プロキャスターが世に出た1970年代はカーボンファイバーロッドの黎明期だった。当時の使い手に与えた衝撃・感動・実釣での充足感・ステイタス。それらは計り知れないものだった。

満ち足りた世紀と言われる現代。情報や技術が行き渡り、新しいモノ創りへも「どこが」「どんな」といった2次的3次的な優位性や魅力が求められ、その反面で無駄や不快を打ち消してゆく整合性も不可欠な時代。その現況に敢えて斬り込んだ気概と自信にふさわしい「名竿銘柄」という判断だった。デザイン担当者は開発を振り返って、こう口にしている。「温故知新。ひとつの歴史的シンボルの時代背景や当時の技術者たちの努力を探る。その思いや過程を知りつつ、現代の最先端技術で構築を試みる。モノ創りにかかわる者にとって、とても有意義で楽しい時間でした。」

投げ竿をご使用するにあたって
ガイド・リールシート取り付け申し込み書
ガイド・リールシートの位置・種類の参考表
ジャンルで選ぶ
グローブライド トップへ
DAIWA トップへ
前のページ
このページの先頭へ
Copyright (C) GLOBERIDE, Inc. All Rights Reserved.
グローブライド トップへ | DAIWA トップへ